今週の頭、新潟県で大地震が発生しました。
幸い、人的被害は前回の中越地震ほど甚大ではないようですが、、、亡くなった方のご冥福をお祈りすると共に、一日も早い被災地の復興を願っております。
さて、柏崎刈羽原子力発電所が停止しました。
報道に関していろいろ言いたいことがあるものの、本論からずれるので置いておきますが、事故後、刈羽原発の付近に新たな活断層が見つかったため、柏崎市によって原発の停止命令が出されました。
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200707190030a.nwc
市によってこんなことが可能なんだなー、と驚きつつも、再開の条件としては、
●安全確認がなされるまで
●自治体へ説明し、合意が得られた上で
再開する、となっています。
とすると、今年の夏は電力不足に陥るのは明らかなので、みんなで出来ることをしてみませんか?というのが今日の本論です。
この夏中の再開はありえない刈羽原発
|
東電側は、恐らく再開は9月末になるだろうと踏んでいるようです。
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-269422.html?C=S
この停止命令は、安全確認の面から見て、妥当な判断だと思います。
いかに電力の需要があろうと、原子力発電は地域の安全が最優先というポリシーが大原則です。間違っても、夏の需要のピークが来るからといって、無理に再開するようなことがあってはなりません。
ただ、東電の読みのように、9月末には再開できるかというと、恐らく自治体はもともと原発に反対していましたし、以前から断層の存在をめぐって議論になっていましたので、原発の再開は長期化するのではないかと思います。
個人的には、自治体の合意、というところは裏金が動く可能性があるので全く同意できませんし、本来は、中立な第3者公的機関を委員会として設置して、そこに判断させるのが妥当だと思いますが、、、
安全面に適切な処置を行い、泥沼にならないことを期待したいところです。
話はそれましたが、さて、そうすると、この夏はどのくらい電源が足りなくなるのでしょうか?
今年の夏は原発3基分の電力不足
|
刈羽原発の発電量は原子炉7基で821万キロワットです。
(ただし、予定では1基は9月中旬まで定期検査の予定)
東電の予測によると、今夏の最大電力需要予測は6110万キロワット。
予想外の猛暑となる場合に備え、予備力を7%弱加えた6527万キロワット分の発電ができる態勢を整えていたそうですが、刈羽原発分の発電量が使えなくなった結果、5816万キロワットしか発電できなくなります。
要は、需要予測どおりだとしても300万キロワットくらい不足する計算になります。
この300万キロワットを補うために、停止中の火力発電所を動かしたり、他電力会社から調達して賄うようですが、温暖化防止の観点から、これ以上Co2を発生させる火力発電所を動かすのは得策ではありません。
そこで、このブログのメイン読者は社会人の方が多いでしょうから、みんなが一人でもできる節電方法を提案します。
その名も、「ノートパソコンのピークシフトで電力危機を乗り切ろう!」運動。
いかがでしょう?
ノートパソコンのピークシフトとは?
|
やることはカンタン。
ノートパソコンもしくはラップトップを使ってる方は、電力需要のピークを迎えるこれから1ヶ月間の間、午後1時になったら電源を抜くだけです。( ^ー゜)b

【上記の間だけ電源を抜くとピークシフトになりますの図】
ノートPCは、充電された電池でも動きますので、夏場の需要がピークに達する午後1時~4時の間、AC電源を使わず電池で動かしましょう、というだけの話です。
これならカンタンだし、誰でもできると思いませんか?(とは言っても、ノートPCを使っている人に限定されますが。(^^;)
《参考:IT Media:ノートPCが地球温暖化を防ぐ?》
http://www.itmedia.co.jp/news/0103/23/toy79.html
この方法は別段新しい方法ではなく、ずいぶん前から提唱されている話です。
ただ、いろいろと不都合があったり、電力が足りている時に行う意義が見出せなかったのでいま一つ浸透しませんでしたが、電力不足が明らかな今こそ取り組んでもよいのでは無いでしょうか?
いちいち電源を抜くのが面倒だと思われる方には、ピークシフトをソフトウェアで実現するプログラムも世の中にはあります。
(但し、東芝とLenovo(旧IBM)の一部機種しか対応していません)
東芝の機種をお持ちの方はコチラからダウンロードできます。
IBMの方は、営業に問い合わせて入手する必要があるようです。
《参考:IBMのピークシフトの取り組み》
http://www-06.ibm.com/jp/pc/environment/peakshift.html
なお、ピークシフトを行う上で、気をつける点がいくつかあります。
ピークシフトをするときの注意点(FAQ)
|
Q1)電池が切れちゃったらどうなるの?
Q2)所有しているノートPCの電池は3時間も持たない場合は?
Q3)4時前に充電を始めたら、かえって消費電力が上がっちゃうのでは?
Q4)外出しようとしたら、電池がなくなっちゃってた・・・
Q1)電池が切れちゃったらどうなるの?
せっかく作った資料が電池切れでパー、なんて事態は嫌ですよね。(^^;
または、休憩している間に電池が切れて真っ暗になってた!なんてのも嫌です。
電池切れになるまえに充電しなければなりません。
幸い、Windowsにはバッテリーの残量が少なくなったらアラートを出してくれる機能があります。また、さらにバッテリーが少なくなったら、自動的に状態を保存して電源を切ってくれる機能もあります。(サスペンド/ハイバネーション)
その設定方法をマニュアル化しておきましたので、知りたい方はこちらをどうぞ。

《設定方法のマニュアル》
Q2)所有しているノートPCの電池は3時間も持たない場合は?
⇒Q3の回答参照
Q3)4時前に充電を始めたら、かえって消費電力が上がっちゃうのでは?
結論から言うと、充電を始めると、「パソコンの消費電力」+「充電用の消費電力」がかかりますので、電池が満タンの時に比べて帰って消費電力が高くなります。
ですので、4時前に充電を始めるのは得策ではありません。

よってピークシフトの時間は午後1時~4時の3時間ですので、仮に電池が2時間ちょいしか持たない場合は、午後2時に電源を抜くと良いでしょう。
(4時から電池の持ち時間を逆算して電源を抜くことをオススメします。)
Q4)外出しようとしたら、電池がなくなっちゃってた・・・
外出の予定があり、外でノートPCを使う時は、無理に電源を抜かないようにしましょう。(^^;
IBMの調査では、社内のノートPCのうち、90%が終日デスクの上にあったようです。出かける予定があるのに、無理して節電する必要はありません。
で、効果はいかほど?
|
ノートPCの消費電力は、だいたい30W前後です。
1000台以上ノートPCを保有している大企業1000社がこの取り組みに賛同したりする等で、仮に百万台のノートPCが節電したとすると・・・
百万×30W=3千万W=3万キロワット
の節電になります。
東日本に流通しているノートPC1千万台が参加すれば、30万キロワットの削減になります。
刈羽原発の不足分300万キロワットは補えませんが、みんなでやれば、ノートPCだけで10%。かなり大きな数字です。
もちろん、上記に書いたような弊害もあるので、しゃかりきになって行う必要はありません。
でも、これこそが楽に簡単に一人ひとりができる節電。(^^)
中越地震で刈羽原発が止まっている今こそ、温暖化防止のためにも節減に取り組む必要があるのだと思います。
他にも、節電の方法はいろいろあると思います。
ぜひ、この機会に夏の間だけですから一緒に取り組んでみませんか?
《おまけ》

ピークシフトのポスター
社内用のポスターを作ってみました。(^^;
CSRの方と一緒に、社内で取り組んでみませんか?